木製麻雀台
自作で麻雀台を作ってみたくなり、いろいろネットで情報収集し
ました。額縁のようにマットをサンドするように作成してみます。
出隅というL字のパイン材にヒノキの工作材を木工用ボンドで貼
りつけて45度にカットします。ど素人なので、のこは得意ではあ
りませんので、
ホームセンターでこのような物を購入。クランプで固定して溝に
沿ってのこを動かしていくと綺麗に切れました。45度切断ジグに
関しては、端材などで自作されている方も多いみたいですね。う
まく切断できたら、サンドペーパーで木枠表面を滑らかにします
。塗装後の表面の滑らかさはこの最初の研磨が大事です。
水性ニス(マホガニー色)を薄く塗って乾かしサンドペーパーで
研磨。を5回ほど繰り返すと光沢が出てきます。私の場合は1度
塗り目が濃すぎて斑になってしまいました。気をつけましょう。
市販のものを1.5倍くらいに薄めて塗り重ねると良いと思います。
また、サンドペーパーは小さな四角い木片にくるんで行いましょ
う。私のようにてきとーに木片なしでやると、角がどんどん禿げ
て色が薄くなってしまいますよ。
木工用ボンドで、ベルトクランプを使い接着します。
裏面の繋ぎ部分は念のためタッカーを打ち込みました。
マットはページ最上部の断面図の通り、上からポリエステルフェ
ルト1mm、Pボード3mm(発砲ポリプロピレン)、プラダン4m
m、底板にMDFボード5.5mmとしました。
マットの材料をそれぞれ両面テープで貼りつけていきます。ここ
でフェルトとPボードの接着は間に養生テープ(緑色)を貼りま
した。フェルトを貼り替える時剥がしやすいように工夫しました
フェルトまで貼り終えました。なかなかいい感じのマットです。
なおプラダンとMDFは貼りつけていません。
断面はこんな感じになります。サイズは多少小さくても大丈夫で
す、木枠が隠してくれます。Pボードとプラダンが程良く音を吸
収してくれそうな感じです。強打しても牌にも優しそうですね。
この仕様ですと打牌音はほとんどしなくなりますので、打牌音を
楽しみたい方は、Pボードの部分を他のもう少し固い素材にして
みると良いと思います。
底板はMDFにしてしまったし、マットの貼り替えも考えて皿小
ネジと鬼目ナットでの固定を考えました。鬼目ナット3M×5.5m
mを打ち込むためにヒノキの工作材に枠まで貫通しないよう慎重
に3mmのドリルで下穴を開けます。
なお、この穴は底板のMDFボードやプラダンなどのマット材と
実際のように重ねて穴を開けます。そうすると後でネジと鬼目ナ
ットがズレることなく入ります。この鬼目ナットの推奨下穴径は
4.1〜4.5mmでしたので、先ほど開けた3mmの穴を中心に4.2m
mで開け直しました。
鬼目ナットをあて木をして打ち込んでいきます。あて木をするこ
とで、水平に入っていきます。
各辺3個ずつ、しっかりと打ち込めました。
底板のMDFボードを嵌め、超極低頭皿ネジで固定します。
テーブルの上に置くことを想定して100均の滑り止めゴムを貼り
付けました。
そして、ようやく完成しました。木枠の色塗りに時間をかけたので
工期は6日間かかりました。
なかなか良い仕上がりだと思います。欲を言えば起家マークなど
を置く部分を木枠右手に彫りたかったですが、技術的な?問題も
あり今回はパスしました。
牌山を作る時の木枠に牌がコツコツ当たる音がいいですよね。
材料費はトータルで5500円くらいです。 が、今回製作するにあ
たって45度切断ジグやベルトクランプなど新たな道具を購入しま
したので完全に予算オーバーです。
今回使用した木枠の出隅が少し高かったので、他の材料で検討し
て底板はベニヤにして、木ネジで止めてしまえばもう少し安く作
れるかもです。
買った方が安いって?、うーんそれを言ったら駄目ですよ〜
フェルト生地は表面が汚れやすいということで...
分不相応ですが、手芸好きな相方が余っていた在庫の布でケース
を作ってくれました。感謝。